物件付きで病院・クリニックを売却したい!気をつけるべきポイントとは?

お役立ち 2021/11/30

医業継承を行う病院やクリニックには、土地を借りて建物も賃貸でテナントとして経営しているところと、土地や建物などの物件を自分で保有して経営しているところがあります。

後者の土地や建物などの物件付きの病院やクリニックを売却する場合には、どのような点に気を付ければよいのかを解説します。

不動産物件を含む病院やクリニックの売却のメリット、デメリット

医業承継_メリットデメリット

土地や建物などの不動産付きの病院やクリニックの売却は、売り手にとってメリットとデメリットがあります。両方の側面から、詳しく解説していきます。

売却メリット①不動産価値が高い物件は、経営不振でも売却できる可能性も

不動産物件を含む病院やクリニックを売却する場合、病院やクリニックのビジネス状況だけでなく建物や土地などの不動産価値も売却価格に反映されます。

ですので、もし病院経営が赤字の状態であっても、その物件が有する不動産価値が高い場合には買い手が見つかる可能性が高まります。

売却メリット②良い立地にある物件は、売却価格もプラスに働く

病院やクリニックのある土地や建物が、駅に近く交通アクセスが良い、人通りが多いなど、集客に条件の良い立地にあれば評価が高くなり、売却価格にもポジティブに作用します。

売却前には、自分が持つ不動産だけでなく立地の価値も含めて売却価格をしっかり見積りましょう。

売却デメリット①売却価格が高くなり、承継を避けられる可能性も

土地は建物とは違い経年劣化が無いため、耐用年数の無い固定資産にあたります。

当然土地の購入費を経費に入れることはできないため、買い手側は病院やクリニックの事業を買収する事業資金だけでなく、経費性の無い不動産の購入費も準備しなければならなくなり、買収を躊躇する場合も出てくるでしょう。

売却デメリット②固定資産税支払いにより、承継先の資金繰りを圧迫

病院やクリニックのある立地によっては、毎年発生する固定資産税の支払いが重い負荷となることも。

買収後経営が軌道に乗って安定的な利益を出してから購入するのならまだしも、立ち上がりの経営が不安定な時期に固定資産税の支払いまで負うとなると、承継側の事業自体の資金繰りを圧迫してしまいます。最悪の場合、売却費用の支払いが滞るなんてことにもなりかねません。

不動産物件を含む病院やクリニックを売却する際のポイント

医業承継_見積り

そのように、売り手にとってメリットやデメリットのある不動産付きの病院やクリニックの承継。もちろん、買い手にもメリットとともにデメリットがあります。

どのようなポイントに気をつければ、物件付き病院やクリニックの売却がスムーズに進むのでしょうか。

・売却のポイント 適正な不動産価格の見積りを

購入時の金額以上で不動産付き病院やクリニックを売却したいという、譲渡側の気持ちも分からなくはありません。しかし、開業してから年数が経っていれば土地の価格は周囲の状況により上下していることがありますし、建物の資産価値も経年劣化によって目減りしていることもあります。

固定資産税の評価額から逆算して不動産の実勢価格を試算したり、近隣の不動産の取引事例を参考にすることで、土地の譲渡額を適正に見積ることができます。適正な不動産価格を設定しておかないと、買い手が見つからないという恐れもあります。

・売却のポイント 譲渡条件を考慮して

買い手にとって承継時の事業だけでなく不動産の購入は、資金的なハードルが上がってしまいます。事業のみの承継で不動産は賃貸にしておけば、毎月の家賃は経費に入れることもできるためです。

一方、売り手にとっては土地や建物の長期的なメンテナンスを行う必要がでてきてしまったり、売却金額が不動産を含めた場合よりも低くなってしまいます。

そういったことを避けるために、承継側の経営が軌道に乗るまで一時的に賃貸で貸し出し、一定期間が経ち購入金額が貯まった段階で不動産も販売するなどの譲渡条件を契約に盛り込むことで、スムーズに承継が進む可能性が高まります。

まとめ

土地や建物などの不動産物件付きの病院やクリニックを売却する場合は、事業のみの場合と比べて購入資金の調達額が高くなることから、買い手がなかなか見つからないというケースがあります。

そのような事態を避けるためにも、ここで挙げた売却する際のポイントを参考にしながら承継に望んでください。

エムステージはこれまで多くの承継事例を成功させてきているので、ご相談いただいた不動産物件付き病院やクリニックに沿った一番良い方法をご提案させていただくことが可能です。

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