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【医師441名にアンケート】開業に医業承継を考える人が最多!

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医療経営への支援を行う株式会社エムステージマネジメントソリューションズが、2022年3月「医業承継(医療機関の事業承継・M&A)・医療経営についてのアンケート調査」を実施。医師441名から得た回答をもとに、興味・関心や希望する理由・条件など、医業承継の実情をご紹介します。

医師の「医業承継(既存の医療機関の事業承継・M&A)」への認知、開業への関心

医師の方々に、医業承継への認知および開業への関心は、どの程度あるのかを聞いてみました。

7割以上の医師が、「医業承継」が医療機関の開業や廃業時の選択肢になると知っている

▼医療機関の開業や廃業時の選択肢として、「医業承継(既存の医療機関の事業承継・M&A)」を知っていましたか?

「医業承継(既存の医療機関の事業承継・M&A)」について知っているか質問したところ、7割以上の医師が「知っていた」との回答に。近年では、医業承継という方法が珍しくはなくなってきていることがうかがえます。

5割以上の医師が、将来への可能性も含めて「開業の予定または関心がある」

▼将来的な可能性を含めて、開業の予定または関心はありますか?

開業の予定または関心があるかという質問には、5割以上の医師が「開業の予定または関心がある」と回答。今回質問した医師の中に開業医も含まれることを考えると、勤務医の多くは将来も含め開業に関心を持っていると言えます。

候補となる開業方法として、「新規開業」よりも「承継開業」を考える医師が多い

▼「開業の予定・関心がある」方で、開業の検討にあたり、候補となる開業方法を教えてください。(複数回答可)

「将来的な可能性も含めて、開業に興味・関心がある」と答えた人に候補となる開業方法を質問したところ、「医業承継の意向・関心がある」(193名)が「新規開業の意向・関心がある」(128名)や「親族・知人の医院を引き継ぐ」(54名)よりも多いという結果に。医療機関の開業を考える際に、医業承継がメインの方法となってきているようです。

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「医療機関の買収(譲受)」への意向・関心はある?

「医業承継の意向・関心がある」と答えた人のうち、「買収(譲受)」への意向・関心があると答えたのは227名(複数回答可)でした。

買収(譲受)の理由は、「初期費用が抑えられるから」が最多

▼買収(譲受)を検討する理由を教えて下さい。(複数回答可) 

「買収(譲受)」への意向・関心があると答えた人に買収(譲受)を検討する理由を質問したところ、回答が多いものから「初期費用が抑えられるから」(188名)、「開業までの工程や時間を短縮できるから」(119名)、「かかりつけの患者様がいらっしゃるから」(110名)、「既にスタッフが揃っているから」(61名)の順に。初期費用が少なくて済むことが、買収(譲受)の大きな理由となるようです。

買収(譲受)案件の希望条件では、「開業したい場所」を重視

「買収(譲受)」への意向・関心があると答えた人に「どのような案件を買収(譲受)したいか」を質問して寄せられた自由回答から、主な意見を以下にピックアップいたしました。

開業したい場所が既に決まっている

  • 神奈川県の住宅地。(公的病院・40代・婦人科医師)
  • 東京都内で糖尿病外来。(大学病院・40代・その他専門科目医師)
  • 京阪神の都心。(公的病院・20代・小児科医師)
  • 北九州市の物件。(公的病院・40代・内分泌科医師)
  • 東京都大田区周辺。(民間病院・30代・消化器内科医師)
  • 開業希望地域が合えば。(大学病院・40代・眼科医師)
  • 新潟県下越方面。(民間病院・40代・一般内科医師)
  • 皮膚科で都内または沖縄の案件。(大学病院・30代・その他専門科目医師)
  • 北陸にあり、現在の年収よりもアップが見込めるところ。(民間病院・30代・一般内科医師)
  • 港区の美容皮膚科案件。(クリニック・40代・その他専門科目医師)
  • 京都、大阪、滋賀の眼科を希望しています。(大学病院・30代・眼科医師)
  • 北区、板橋区の30~50坪の案件。(大学病院・30代・泌尿器科医師)

スムーズに承継できる

  • 円滑に事業譲渡が進められる。(民間病院・50代・一般外科医師)
  • 最初は共同経営を行い、その後継承。(民間病院・50代・一般外科医師)
  • 自分の診療スタイルにマッチした医療機関。(公的病院・40代・脳神経外科医師)
  • 不良な職員の継承や負債がなく、継承後以前のオーナーが継承後関与してこない譲受が理想。(大学病院・60代・消化器外科医師)
  • 今後の見通しがしっかりと立つ案件。(民間病院・50代・一般内科医師)

価格重視

  • 低価格。(健診施設・30代・産業保健関連医師)
  • あまり資金がかからなければ良い。そうでなければ意味があまりない。(クリニック・50代・皮膚科医師)
  • のれん代のない(少ない)案件。(クリニック・50代・外科系その他医師)
  • 手ごろな案件。(クリニック・40代・皮膚科医師)
  • 安くて収益性の高いもの。(民間病院・40代・消化器内科医師)

立地重視

  • 交通の便が良く、テナントの1画に入っている案件。(民間病院・20代・眼科医師)
  • 場所のよい物件。(フリーランス・50代・一般外科医師)
  • ライバルが少ない立地。(大学病院・30代・消化器内科医師)
  • 立地。(民間病院・30代・整形外科医師)
  • 近隣案件。(民間病院・40代・一般内科医師)

バランスの良さ

  • 値段と立地。(クリニック・40代・麻酔科医師)
  • 居住地からのアクセスが良く、売上もある程度ある医院。(クリニック・30代・外科系その他医師)
  • 譲渡額が安い。診療権だけではなく、物件も含んだもの。(民間病院・50代・一般内科医師)
  • 希望の地域で、手頃な価格。(クリニック・40代・一般内科医師)
  • 勤務先からさほど遠くなく近すぎず、患者層の悪くないところ。(クリニック・40代・一般内科医師)

安定した患者数を見込める

  • 患者数がある程度確保されている状態での買収。(クリニック・30代・眼科開業医)
  • 安定した患者数、患者の質の良さ。(クリニック・40代・耳鼻咽喉科医師)
  • すでに通院されている患者様が多い案件。(クリニック・50代・一般外科医師)
  • 業績不振で閉院するクリニックではなく、繁盛しているが後継者の不在や体調不良などで売却する物件。すでに休院している物件は除外。(民間病院・50代・消化器内科医師)

開業を考えている医師は、あらかじめ開業予定地を決めている人が多いことがわかります。また、承継をスムーズに行えると見込まれる案件も、高い人気があります。

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「医療機関の売却(譲渡)」への意向・関心はある?

「医業承継の意向・関心がある」と答えた人のうち、「売却(譲渡)」への意向・関心があると答えたのは、59名(複数回答可)です。

売却(譲渡)の理由は、「後継者不在」が最多

▼売却(譲渡)を検討する理由を教えて下さい。(複数回答可) 

「売却(譲渡)」への意向・関心があると答えた人に売却(譲渡)を検討する理由を質問したところ、上位3位は、1位「後継者不在」(21名)、2位「将来的な経営不安」(18名)、3位「患者数の減少(15名)となりました。現代の社会問題でもある「後継者不在」は、医療業界にとっても深刻であることがうかがえます。

売却(譲渡)の希望条件では、「承継相手の人柄」を重視

承継相手の人柄を重視

  • 熱心な専門医の方。(公的病院・30代・循環器科医師)
  • 信頼できる相手。(大学病院・40代・その他専門科目医師)
  • 良い人。(クリニック・40代・一般内科医師)
  • 拝金主義でない医師。(クリニック・40代・精神科医師)

現在の患者の通院やスタッフの雇用を維持してくれる

  • 長くやっていただける人。(クリニック・20代・その他専門科目医師)
  • 極力現在のスタッフを継続して雇用していただける方。(クリニック・50代・眼科開業医)

親族への承継の可能性も捨てきれない

  • 親族。(民間病院・40代・精神科医師)
  • 継承も検討しているので、具体的にはまだ無い。(民間病院・40代・精神科医師)

価格重視

  • 金銭的に一番良い条件を提示してくれた方。(医療法人・60代・一般内科理事兼オーナー)

承継すると、買い手に自院への通院患者や雇用スタッフも含め、全てを引き継いでもらうことになります。自分がいなくなった後で迷惑をかけないよう、承継相手の人柄を重視している先生が多いことがわかります。

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まとめ

昨今の医療機関における経営者の高齢化や後継者不足などもあり、今後ますます「医業承継」が増加していくことが予想されます。医業承継の成功には、法律や税務などに関する知識や適切な売り手と買い手とのマッチングが欠かせません。

医業承継専門のエムステージマネジメントソリューションズであれば、コンサルタントがしっかり承継まで導きます。医業承継に関心をお持ちの方は、早めに動かれた方が選択肢が多くなるので、まずは資料のご請求はいかがでしょうか。

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